HOME >  DMF8 2022
DMF8 2022

2022/12/02 第8回 Dymola/Modelica/FMIセミナー2022 オンライン
 ~ 1DCAEによるモデルベース開発事例のご紹介~

 

多くの方々にご視聴いただき、大変にありがとうございました。
本イベントは大盛況の内に終了しました。

 

より良い地球の未来を目指し、カーボンニュートラルを実現するために自動車やエネルギープラントをはじめ、
製造業では高品質・高機能な製品の開発が進められています。

それらの製品では通信・センサーモジュール、モータ、バッテリ、多数のコントローラなどを有した複雑なシステム

構造が求められ、モデルベース開発(MBD)が必要不可欠になっています。

グローバルの開発現場では、MBDにより開発工数の削減だけでなく、下記のメリットが得られています。

・開発工数の削減
・開発者の安全を確保
・複雑なシステムのモデル化(見える化)
・試作レスによる投入資源削減

また、MBDにおいて、複雑なシステム構造など制御対象のモデリングや製品設計には、1DCAEと呼ばれる
物理モデリングツールがとても有効です。

1DCAEでは、市場ニーズより得られた要求仕様(製品価値や機能)を起点に、構想設計や統合設計を行う際、
製品の機能的な振る舞いを見える化することができます。

これにより、物事の「本質」を捉え、機能を「見える化」することができ、複雑なシステムの「高品質化」や
「工数削減」による市場投入への期間短縮が期待できるので、製品開発において大変注目を浴びています。

本セミナーでは、ダッソー・システムズ株式会社が提供するModelica系物理モデルシミュレーションツール「Dymola」を中心に、複合的な物理現象を加味し、シミュレーション精度向上への寄与や安全性、

信頼性に直結する開発環境の提案やユーザ様による事例をご紹介します。

さらに、開発ニーズである複数のシミュレーション環境の連携について、Functional Mockup Interface(FMI)の活用についてもご紹介します。

 

 ■日時                    2022年12月2日(金)     10:00 – 16:20

 ■オンライン環境     Zoom

  

 ■主催                    ネオリウム・テクノロジー株式会社

 ■協賛                    ダッソー・システムズ株式会社

 ■費用                    無料(事前登録制)  
 内容                    ※ 講演内容は変更になる場合がございます。予めご了承ください。
           

 ※競合他社様、同業他社様からのご参加はお断りさせて頂いております。 
 

 プログラム

時間

講演タイトル

10:00

10:10

 開会の挨拶 』  

ネオリウム・テクノロジー株式会社

10:10

10:55

『 Dymolaの新機能とTipsのご紹介

ダッソー・システムズ株式会社

CATIA Systems
Industry Process Consultant

Guillaume VIRY (ギヨーム・ビエリ) 様

 

 

毎年進化するDymolaの最新情報を2022年11月に追加された新機能や機能強化を

含めて紹介いたします。
また、すでに備わっている機能の中で、モデル解析とデバック機能のデモと、

これらを活用したシミュレーションの高速化についてもお話いたします。

10:55

11:40

『Dymola・Modelica・FMIの活用意義と今後の展望』

   

マツダ株式会社

統合制御システム開発本部

上席研究員

小森 賢 様

 

 

複雑化する自動車開発において、シミュレーションの活用は必須のものとなっている。
マツダにおいてもModelica言語を用いるDymolaをプラントモデリングに活用している。
実事例も紹介しながら、改めてそのメリットを考察する。
また、会社の垣根を超えたモデル流通の機運が高まっており、その促進のための活動状況を紹介しながら、鍵となる技術であるFMIの意義と課題を述べる。 

11:40

13:00

 

昼休憩

13:00

   |

13:45

『電動過給エンジン搭載マイルドハイブリッド車のモデリングと解析』
  

国立研究開発法人 産業技術総合研究所

省エネルギー研究部門

主任研究員

水嶋 教文 様

 

 

エンジンおよび電動モータを併用するハイブリッド車のモデリングおよび性能解析には、機械、熱・流体、電気、制御等の複合的な物理領域を同時に取り扱うことのできるModelica言語の利用が適している。本講演では、電動過給エンジンを搭載したマイルドハイブリッド車を例に、OpenModelicaを用いたモデリング手法と熱流体⇔機械⇔電気⇔機械⇔熱流体⇔…と多岐に跨るエネルギーフローの解析事例を紹介する。 

13:45

14:30

『Dymola/Python連携による車両駆動系の捩り振動解析』

株式会社エクセディ

 駆動システム実験部

主幹研究員

山梶 喜弘 様


電動駆動中の静粛性が高いハイブリッド自動車では、エンジントルク変動を吸収する捩り振動ダンパの性能がきわめて重要である。一方、捩り振動の解析においては、シミュレーション結果のポスト処理(信号解析)が往々にして複雑である。本講演では、エクセディにおけるDymola(Modelica)の活用事例や、Pythonを用いたシミュレーション業務支援ツール構築事例について紹介する。

14:30

   |

14:40

 

 

休憩

14:40

   |

15:25

Modelicaによるエネルギーシステム動特性解析ツールの構築と運用性評価』
  

一般財団法人 電力中央研究所

EX研究本部PS研究部⾨

主任研究員

渡邉 泰 様

 

 

変動性再生可能エネルギーの導入拡大が進む中、電力系統の安定性維持や需給調整市場における優位性確保のためには、今後の発電システムには熱効率の向上だけでなく、出力調整能力の向上も重要となる。
当所ではこれまでにModelicaを活用した動特性シミュレーション技術をベースとし、エネルギーシステムの運用性評価・向上検討を支援する動特性解析ツールの構築および適用検討を進めてきた。
本講演では、そのツールの概要や適用事例について紹介する。

15:25

   |

16:10

 

 

PythonによるDymolaモータモデルの最適化』
 

ネオリウム・テクノロジー株式会社

営業部  
部長
溝口 伸雄

 

カーボンニュートラルに伴い電動化システムや自動化システムの開発が活発になっており、自動車、ロボット、エネルギープラントなど様々なところでモーター技術が不可欠です。

活用シーンによって、モーターパラメータが異なり、設定に時間を要するため開発工数全体に影響します。

昨今、自動化等で注目を浴びているPython環境を用いてモーターパラメータを最適化するシミュレーション環境の一例をご紹介します。

16:10

   |

16:20

 

 

閉会の挨拶

ネオリウム・テクノロジー株式会社

MATLAB/Simulinkは、The Mathworks, Inc.の登録商標です。
LabVIEWは、National Instruments Corporationの商標です。
その他のブランド名や製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。